宮永岳彦 たまゆら 昭和を想う 2022年3月16日から9月25日
問い合わせ番号:16426-5522-0552 登録日:2022年2月4日
「たまゆら(玉響)」とは、少しの間、ほんのしばらく、という意味の大和言葉です。喧騒を忘れ、この小さな美術館でほんのひととき心和む時間を過ごしませんか?本展ではレコードジャケットを中心に、庶民の娯楽、暮らし、ファッションと大衆的で親しみやすい作品を展示し、ノスタルジックな昭和の世界へいざないます。
洋画家・宮永岳彦(1919年から1987年)は、純粋絵画のほか、数多くの商業デザインを手掛けましたが、レコードジャケットもその一つです。一瞬にして記憶が蘇るほど魅力的に描かれたオードリーヘップバーンや美空ひばり。珠玉の映画と美しいジャケットは、遠い昔の思い出を彩ります。大衆に寄り添い、人々の日常や暮らしを描いた作品はどこか懐かしく、時空を超えて在りし日の昭和が偲ばれます。また、戦後の復興期に描かれた都会の洗練された女性は、斬新で今もなお色褪せることはありません。
宮永は「鑑賞する人々に静かで穏やかな安らぎを与える一種の精神安定剤のような絵であってほしい」という信念のもと、制作活動をしました。不安な日々を過ごす今だからこそ、そんな宮永の作品は私たちの琴線に触れるのではないでしょうか。たまゆら昭和に想いを馳せ、至福の時をお過ごしください。
会期
常設展示室 令和4年3月16日(水曜日)から9月25日(日曜日)まで
注:月曜日(祝日の場合は翌日)休館
展示作品一例
Invitation to screen and popular music(オードリーヘップバーン)(1969年)
銀座の午後(1950年)
「日本シリーズ大洋×大毎」ポスター(1960年)
「Tokyo」観光ポスター(1954年)
赤いリボンの黒猫(制作年不明)
Invitation to screen and popular music スクリーン・オブ・ジャパン(吉永小百合)(1969年)
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