宮永岳彦と旅にでる
問い合わせ番号:15998-0625-5350 更新日:2020年12月15日
風や香り、熱気までも感じさせる油彩画、凛とした静寂に包まれる水墨画、旅情をかき立てるポスター、そして、スナップ写真のような挿絵。本展では、商業デザインから純粋絵画まで多岐にわたって活躍した洋画家・宮永岳彦(1919年から1987年)の風景を描いた作品を中心に展示します。
仕事でもプライベートでも国内外を精力的に訪れた宮永ですが、風景画として描いたものの多くはアトリエ兼住まいのあった秦野近郊、または勤務先の銀座を中心とした東京の身近な風景でした。特別な絶景でも、幻想的な景色でもない身近な風景が、宮永の手によって魅力的に描かれました。そこには、身の回りのささやかなことに目を向け、大切にしていた宮永の想いが感じられ、スケッチブックに筆を走らせる等身大の画家の姿が目に浮かぶような気がします。
宮永の風景画を通して、都会のビルや雑踏、郊外ののんびりとした情景、そして、重厚な山や海の景色を、時間と空間を越えて画家と一緒に眺めている、そんな気分を味わいながら、小さな旅をお楽しみください。
会期
常設展示室 令和2年11月27日(金曜日)から令和3年6月27日(日曜日)まで
注:月曜日(祝日の場合は翌日)休館、年末年始(12月28日(月曜日)から1月2日(土曜日)まで)休館
展示作品一例
Hakone National Park ポスター(1953年)
「とうきょう広報」昭和63年8月 挿絵原画
茅ヶ崎風景(1957年)
「雅光」竜安寺石庭(1975年)
レストラン(1951年)
曖 (1986年)
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